2010年4月10日土曜日

アンプ壊れました!(直しました!)



この前、家でホームパーティをやっていたら、100式のGenちゃんが、(僕の超ご自慢の)アンプが鳴らないと言います。しらべてみると、ヒーターという真空管をあたためる基本的な機能も動いていません。チョー面倒! なにせメーカー品でないので、自分で直すしかないのです。ちょっと調べると、ヒューズが飛んでます。もちろん交換しましたが、すぐに飛びます。これはちょっと面倒。と、思いましたが、修理し始めちゃうと結構おもしろい。まずは問題を特定するまでにヒューズ10本ぐらい必要かと、秋葉でヒューズを購入。念のため30本。

これが中身。美しい配線です。(うそ、理想は高かったのですが、ベストでこのぐらいです)。アンプを作るのと、修理するの、どっちが難しいか? もちろん、修理。ってのは、どこが悪いかわからない。作るのは回路図どおり丁寧に作れば、結構動くものなのです。
作戦は、回路図見ながら、いろんな部分を遮断していき、ヒューズが飛ぶ、回路を特定するという、業界で言うところの「力ずく(bruit force)」作戦です。(この作戦なら、回路図があんまり読めなくても、なんとかなる+プラス電源が入らないことには、他の作戦はとりにくいのです)
昔、石油探査のエンジニアをしていたとき、機材に問題があったら、まず目視して確認せよ。という手順がありました。電子機器を目視して問題箇所を見つけるってのは、じつは原始的でうすが、かなり効果的なのです。まずは、目視を開始。問題のある場所は見つかりませんでした。そこで、電源に近いところから、一旦回線を外して、その部分でヒューズが飛ぶのが治るのか確認していきます。 と、3箇所目で、問題部分は発見。 電源部の電解コンデンサーが部品がいかれて、ショートしてました。
この、粉を吹いてる部品。ってことは目視でわかったはず!ところが、なかなか見えないのです。これは容量抜けという現象で、実際、このタイプのコンデンサーを使っている真空管アンプは10年に一度ぐらい、コンデンサーを全部入れ替えないと安定しません。まだ作ってから4年ほどしかったってないので、部品が買った時点で古かった?
で、この部品は、「無くても動く」部品なので、一旦外して、それで治るか試してみます。
しっかり音でます。で、実は我が家、電子部品の在庫結構あるのです。
ここからコンデンサーの箱を取り出して、
ところが、この真空管アンプに使う耐圧500Vのコンデンサーがありません。車を秋葉にすっとばして、ついでに横の同じようなコンデンサーもとりかえました。この数時間充実してました。


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