2011年10月10日月曜日

ベーゼンドルファー

本日我が家に新たなピアノが到着しました。

ベーゼンドルファー( http://boesendorfer.jp/ )


昨年2010年3月から電子ピアノでピアノの練習を始めて、同年1 0月にヤマハのアップライト
ピアノを買いました。YUS1SGというピアノで、素敵な音が出ます。ピアノ弾くのが大好きになったので、数日出張で家を空けるとなると、出張先でピアノのスタジオを借りて弾くようになりました。貸しスタジオにはグランドピアノがあります。すると、左手のニュアンスがまったく自宅のアップライトとは違う(繊細)ということに気がついてしましました。

そこで、ヤマハのショールームにC3,C5,C7と彼らのラインアップを弾きに行きました。なかなかいい音です。たまたまそのショールームの横にあった聞いたことのないベーゼンドルファーというピアノを弾いてみたら、これが素敵な音!まったく音の質が違います。こうなるともうヤマハは買えません。

そこでベーゼンドルファーのピアノが置いてあるお店を3件はしごしました。すると、置いてある店によって、印象が全く違います。

こんなときには「耳の確かな友」が友として、助かります(あと医者、弁護士、警察関係)。早速「すだっち」( http://suda.tv/ )にTELすると、「20年ぐらいたったベーゼンドルファーがいいんじゃないかと思います。(静岡の)掛川にGala音楽工房( http://www15.ocn.ne.jp/~gala-net/galakobo/ )というところに、ベーゼンの技師をやっていたお父さんと、社長秘書をやっていた奥さんが、使い込まれたベーゼンをチューンして販売している」とのこと。早速電話して値段を聞いてみると、だいたい500万円から800万円とのこと。

高い...

さすがにそれは....

そこで、そんなピアノが買えるようになるまで、とりあえずヤマハの中古のC3,C5あたりを探して試弾しに行きました(買う気満々で)。60-70万円出せばそここそのモノがあります。が!!!、一度ベーゼンの音を知ってしまうと、ヤマハのC3,C5は「仮の」ピアノになってしまいます。意識の消化不良のまま数週間過ごしました。

ある金曜日の夜8時頃、「明日なにしようか?」と考えていると、掛川までベーゼンの試弾しに行くというアイディアが出てきました。Webで電話番号を調べて電話すると(半ばいないだろうなと思いながら)出ました! Zen:「明日やってますか?」 Answer: [あー自宅なので、お時間教えていただければ開けておきます」とのこと。

当日、(もうおわかりかと思いますが、僕の心を止めれる状態ではなかったのですが)、試弾しに行くと、技師のお父さんが、まずはソファーに僕を座らせます(普通は、ピアノを見せられて試弾が始まるのですが)。15分ほどインタビューがありました。多分、娘をもらいにきた男の、職業とか、娘を幸せにしそうかといったあたりを聞かれたのだと思います(僕の解釈)。そして、試弾が許されると。5台のベーゼンドルファーと、1台のスタインウェイがあります。椅子の高さを持ってきたメジャーで51cmに合わせていただき、弾き始めると、一台一台やはり音が違います。一番響きが気にいったモノの値段を聞くと想定予算を200万円ほど超えています。

奥様が「お昼食べに行きましょう」とのこと。奥様、おやじさん(技師)、娘さん、我々の5人で、うなぎ屋さんへ。ベーゼンドルファーの話や、僕の稼業のコーチングの話をしました。

帰ってきて、もう一度試弾しても、やはり一番気に入ったやつは同じやつです。

払えるだけ払ってあとは分割も可能とのこと

....  ....  ...


実際もう買うつもりいっっぱいだったので、誰も僕を止めることはできなかったのですが、大きな買い物です(価格だけでなくいろんな意味で)。

セットアップ時以外におやじさんにもう一度来てもらうというお願いをして、購入!

でですな、Gala工房のファミリーの方々とお知り合いになれたのもすばらしい収穫の一つです。ピアノとピアノの音を心から愛されていることが伝わってきます。

そして、10日後の今それが届きました。もちろんおやじさんが納入と調整してくれます。

弾いてみると、当然ですがいい音。

自分で録音してみましたが、録音聞いてもいい音!

人生がより豊かになりました。パチパチ

元々あったアップライトは、すばらしいピアノの弾き手のりえちゃんが買ってくれればいいなー?と思って、電話すると、「禅太郎さんがグランド買うとか言ってたから、それ譲ってくれないかと丁度この数日思ってたところなの」とのこと。一番の心配だった、僕の愛しているピアノが知らない人に貰われるという事態が避けられただけでなく、そんな素敵な結末となりました。

(理恵家に早速なじんでいる様子)

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